black×cherry ☆番外編追加しました
ラーメン代は、黒崎さんが私の分も支払ってくれた。

岡本さんがおごってくれると言っていたけど、嬉しくて、私は素直に甘えてしまった。

「帰りはどうすんだ。あの野郎帰りやがって・・・。迎えがないなら、しょうがないから送ってくけど」

「すみません、お願いします・・・」

本当は、馬場さんに迎えをお願いすればいいことだった。

けれど、千穂ちゃんがいないことを不思議がられる気がしたし、ラーメン屋さんに来てもらうのは少し恥ずかしい思いもあった。


(それに・・・黒崎さんに送ってもらえるのは嬉しいもん・・・)


まだ、もう少し一緒にいられる。

きっと、大人として、警察官としての責任感で、してくれるのだと思うけど。

それでも今は嬉しくて。

私は、その気持ちに甘えてしまった。














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