black×cherry ☆番外編追加しました
繋がる気持ち
それから三日後。
大学が休講だったこともあり、ママから、黒崎さんのお見舞いに行くよう頼まれた。
昭一おじさまに「絶対行くな」と言われた手前、自分からは言い出しにくいことだったので、ママに言ってもらってほっとした。
「兄さんが言ってたことは気にしなくていいからね。父親でもないんだから・・・。なにか言われたら、『ママに頼まれた』って説明すればいいからね」
そう言って、「黒崎さんに渡して」と大きな紙袋を渡された。
「余計なお世話かもしれないけど」と言いながら、ママは中身を教えてくれた。
そして「パパにはこっち」と、ママお手製のお弁当も左手に。
「じゃあ、行ってきます」
「うん、お願い。気をつけてね」
「うん」
ママと笑顔で言葉を交わす。
こんな、何気ないことが私はとても嬉しかった。
そして、託された紙袋とお弁当を手に持って、途中花屋さんに寄ってから、馬場さんの車で羽白総合病院へと向かって行った。
大学が休講だったこともあり、ママから、黒崎さんのお見舞いに行くよう頼まれた。
昭一おじさまに「絶対行くな」と言われた手前、自分からは言い出しにくいことだったので、ママに言ってもらってほっとした。
「兄さんが言ってたことは気にしなくていいからね。父親でもないんだから・・・。なにか言われたら、『ママに頼まれた』って説明すればいいからね」
そう言って、「黒崎さんに渡して」と大きな紙袋を渡された。
「余計なお世話かもしれないけど」と言いながら、ママは中身を教えてくれた。
そして「パパにはこっち」と、ママお手製のお弁当も左手に。
「じゃあ、行ってきます」
「うん、お願い。気をつけてね」
「うん」
ママと笑顔で言葉を交わす。
こんな、何気ないことが私はとても嬉しかった。
そして、託された紙袋とお弁当を手に持って、途中花屋さんに寄ってから、馬場さんの車で羽白総合病院へと向かって行った。