black×cherry ☆番外編追加しました
「い、いや、でも、羽鳥のばあ・・・お祖母さまは、さすがに賛成しないでしょう」
「そうですね・・・。お母さまはやっぱり手ごわい。私の理事長の件は一応許可してくれたんですけど・・・。咲良と黒崎さんのことは、まだまだ反対しています」
「いや、わかります。咲良を思うが故のことですよ」
おじさまは、鼻息荒く頷いた。
伯父と伯母の議論は続く。
「まあ・・・そうだと思います。羽鳥家の娘なら、医者と結婚して跡を継ぐのが当然で、それがまた、幸せだってお母さまは信じてますからね。それが咲良のためだと心の底から思っているから、これまた厄介なのよねえ・・・」
「いや、お祖母さまは正しいですよ!」
「うーん・・・そうかなあ・・・。そうですか?
昭一さん、咲良が家のためって好きでもない男と結婚をして、それで一生生きてくことが咲良の幸せだって思います?」
「う、う・・・いや、それは。しかし」
「昭一さんが咲良を大切なのはわかるけど。咲良のことを思うなら、私たちは、二人を応援しましょうよ」
「・・・」
おじさまは、考えるようにぎゅっと固く口を結んだ。
そこでやっと、パパがゆっくり話し出す。
「昭一さん。昭一さんが咲良を心配してくれる気持ちは、本当にいつもありがたいです。でも、あんな事件があって・・・僕も桃子も、考えを改めたんですよ。咲良が幸せなら、あとのことは僕たちだけでどうにかできるし、どうにかします。
それに黒崎くんには、僕も最後までしっかり守っていただいたしね。いい部下じゃないですか。僕も信頼してますよ」
パパの言葉に、黒崎さんは恐縮したように頭を下げた。
昭一おじさまは、その様子に今度は「ううっ」と泣き出した。
「咲良ー!どこがいいんだこんなやつ!!」
「そうですね・・・。お母さまはやっぱり手ごわい。私の理事長の件は一応許可してくれたんですけど・・・。咲良と黒崎さんのことは、まだまだ反対しています」
「いや、わかります。咲良を思うが故のことですよ」
おじさまは、鼻息荒く頷いた。
伯父と伯母の議論は続く。
「まあ・・・そうだと思います。羽鳥家の娘なら、医者と結婚して跡を継ぐのが当然で、それがまた、幸せだってお母さまは信じてますからね。それが咲良のためだと心の底から思っているから、これまた厄介なのよねえ・・・」
「いや、お祖母さまは正しいですよ!」
「うーん・・・そうかなあ・・・。そうですか?
昭一さん、咲良が家のためって好きでもない男と結婚をして、それで一生生きてくことが咲良の幸せだって思います?」
「う、う・・・いや、それは。しかし」
「昭一さんが咲良を大切なのはわかるけど。咲良のことを思うなら、私たちは、二人を応援しましょうよ」
「・・・」
おじさまは、考えるようにぎゅっと固く口を結んだ。
そこでやっと、パパがゆっくり話し出す。
「昭一さん。昭一さんが咲良を心配してくれる気持ちは、本当にいつもありがたいです。でも、あんな事件があって・・・僕も桃子も、考えを改めたんですよ。咲良が幸せなら、あとのことは僕たちだけでどうにかできるし、どうにかします。
それに黒崎くんには、僕も最後までしっかり守っていただいたしね。いい部下じゃないですか。僕も信頼してますよ」
パパの言葉に、黒崎さんは恐縮したように頭を下げた。
昭一おじさまは、その様子に今度は「ううっ」と泣き出した。
「咲良ー!どこがいいんだこんなやつ!!」