black×cherry ☆番外編追加しました
翌日の朝、10時半。
私とママは、門の外で黒崎さんを待っていた。
お付き合いを始めてからの、ちゃんとした初めてのデート。
楽しみでありドキドキで、私は、さっきからとてもそわそわしていた。
「咲良、落ち着かないなら家に入って待ってたら?黒崎さんが来たら呼びに行ってあげるわよ」
ママが「ふふっ」と苦笑する。
こんなところを見られるのは、私だって恥ずかしかった。
「だ、大丈夫だよ。あとちょっとで着くって連絡があったんだから・・・。ママこそ、わざわざ外まで来なくていいのに・・・」
「でも、ママだって会ってご挨拶したいもの。・・・あ!ほら、あれじゃない?」
ママの言葉に視線を向けると、黒いRV車が曲がり角を入ってきた。
(黒崎さんだ!)
この車も二ヶ月ぶり。
思わず顔がほころんだ。
目の前で車が止まると、黒崎さんが降りてきた。
「おはようございます」
礼儀正しい挨拶に、私とママも、「おはようございます」と言って頭を下げた。
カジュアルなジャケットに、デニム姿は新鮮だった。
でも、どんな格好をしていても、黒崎さんはとてもかっこいいと思った。
(私も今日はおめかししたんだ)
「初デートなんだから」って、ママがヘアメイクまでしてくれた。
薄手のコートの下に着ている洋服は、白いニットにグレーベースの花柄スカート。
これは、以前千穂ちゃんとデパートで買ったものだった。
私とママは、門の外で黒崎さんを待っていた。
お付き合いを始めてからの、ちゃんとした初めてのデート。
楽しみでありドキドキで、私は、さっきからとてもそわそわしていた。
「咲良、落ち着かないなら家に入って待ってたら?黒崎さんが来たら呼びに行ってあげるわよ」
ママが「ふふっ」と苦笑する。
こんなところを見られるのは、私だって恥ずかしかった。
「だ、大丈夫だよ。あとちょっとで着くって連絡があったんだから・・・。ママこそ、わざわざ外まで来なくていいのに・・・」
「でも、ママだって会ってご挨拶したいもの。・・・あ!ほら、あれじゃない?」
ママの言葉に視線を向けると、黒いRV車が曲がり角を入ってきた。
(黒崎さんだ!)
この車も二ヶ月ぶり。
思わず顔がほころんだ。
目の前で車が止まると、黒崎さんが降りてきた。
「おはようございます」
礼儀正しい挨拶に、私とママも、「おはようございます」と言って頭を下げた。
カジュアルなジャケットに、デニム姿は新鮮だった。
でも、どんな格好をしていても、黒崎さんはとてもかっこいいと思った。
(私も今日はおめかししたんだ)
「初デートなんだから」って、ママがヘアメイクまでしてくれた。
薄手のコートの下に着ている洋服は、白いニットにグレーベースの花柄スカート。
これは、以前千穂ちゃんとデパートで買ったものだった。