black×cherry ☆番外編追加しました
佐和子おばさまは、ムフフ、と意味深で嬉しそうな顔になる。
確かに、県警本部長である昭一おじさまに頼んだら、黒崎さんの拒否権はなく、すぐに連絡がつきそうだ。
「いやだ!これ運命ー!!」
おばさまのテンションが、ついに最大レベルになってしまった。
私はびくりと驚きながら、なんだかとても、イヤな予感。
「すごいかっこいい人だな〜って思ってたのよお!でもなんかコワモテだから、無理に連絡先も渡せなかったの。だけど昭一さんの知り合いだったら、また会えるじゃない!頼んで会わせてもらいましょう!!」
「い、いや、あの・・・」
「あんな距離を運んでもらって・・・シャツも汚してしまったし。お詫びとお礼を兼ねてお食事会をしましょうよ!」
「え、ええっ!?」
(食事会!?)
絶対無理・・・!!と心の中で戸惑う私はよそにして、佐和子おばさまは完全にマイワールドに入ってしまった。
「んー・・・、彼、30半ばってとこかなあ。元彼と同じくらいだと思うんだよねえ。ちょっとがんばってみようかなあ」
「え、く、黒崎さんですか」
「そう。あんまり付き合ったことないタイプなんだよねえ・・・。寡黙な刑事なんてドラマみたいで惹かれるじゃない。向こうが年齢気にしないなら、俄然がんばっちゃうんだけど」
おばさまの元彼は、15歳年下だった。
48-15歳で・・・確かに、黒崎さんもそのくらいの年齢に見える。けど。
(黒崎さんと佐和子おばさまって・・・。想像つかないというか、なんというか・・・)
佐和子おばさまのパワフルさにも驚くけれど、黒崎さんが女性と二人でいること自体、想像なんてできなくて。
楽しく二人でデートとか・・・絶対にできないんじゃないかと思う。
けれど佐和子おばさまは、楽しそうな夢の中。
確かに、県警本部長である昭一おじさまに頼んだら、黒崎さんの拒否権はなく、すぐに連絡がつきそうだ。
「いやだ!これ運命ー!!」
おばさまのテンションが、ついに最大レベルになってしまった。
私はびくりと驚きながら、なんだかとても、イヤな予感。
「すごいかっこいい人だな〜って思ってたのよお!でもなんかコワモテだから、無理に連絡先も渡せなかったの。だけど昭一さんの知り合いだったら、また会えるじゃない!頼んで会わせてもらいましょう!!」
「い、いや、あの・・・」
「あんな距離を運んでもらって・・・シャツも汚してしまったし。お詫びとお礼を兼ねてお食事会をしましょうよ!」
「え、ええっ!?」
(食事会!?)
絶対無理・・・!!と心の中で戸惑う私はよそにして、佐和子おばさまは完全にマイワールドに入ってしまった。
「んー・・・、彼、30半ばってとこかなあ。元彼と同じくらいだと思うんだよねえ。ちょっとがんばってみようかなあ」
「え、く、黒崎さんですか」
「そう。あんまり付き合ったことないタイプなんだよねえ・・・。寡黙な刑事なんてドラマみたいで惹かれるじゃない。向こうが年齢気にしないなら、俄然がんばっちゃうんだけど」
おばさまの元彼は、15歳年下だった。
48-15歳で・・・確かに、黒崎さんもそのくらいの年齢に見える。けど。
(黒崎さんと佐和子おばさまって・・・。想像つかないというか、なんというか・・・)
佐和子おばさまのパワフルさにも驚くけれど、黒崎さんが女性と二人でいること自体、想像なんてできなくて。
楽しく二人でデートとか・・・絶対にできないんじゃないかと思う。
けれど佐和子おばさまは、楽しそうな夢の中。