black×cherry ☆番外編追加しました
『・・・ああ、怪しい者じゃないよ。って、こんな格好していると、怪しそうに思うよね。今日の格好は、仕事の制服みたいなものでね。
普段は、もっと爽やかな感じの服が好きなんだ。だから、怖がらないで』
『・・・』
その人は、少し光沢のある黒シャツを、第二ボタンまで開けていた。細身のパンツはダークグレーで、そんなことを言われても、真面目な人には見えなかった。
(初対面なのに馴れ馴れしい感じがするし・・・。逃げ出した方がいいのかな)
警戒心丸出しの私に、悠翔さんは大きく笑った。
『そんなに怯えられちゃうと、ちょっと傷つくな。・・・あ、もしかして、ずっと女子校だったとか?あんまり男と話したことがなくて・・・それで戸惑ってるのかな』
言われて私ははっとした。
確かに怪しい人だけど、この人のことをなにも知らない状態で、怪しい人だと決めつけて、それを態度に出してしまったのは、失礼だって気づいたからだ。
『すみません・・・。はい、小さい時からずっと女子校だったので・・・』
『あ、やっぱり?お嬢様っぽいもんね。それなら警戒して当然だ。ごめんね。正しいよ。キミは悪くない』
優しく笑いかけられて、私はほっと安心しながら、少しドキリとしてしまった。
私を覗き込んだ瞳が、とても魅力的だったから。
『ずっと女子校って・・・もしかして、桜葉女子?』
『はい・・・!そうです。よくわかりましたね・・・』
『ああ、この辺でずっと女子校って言ったら、桜葉女子くらいでしょう。それにキミは上品な感じがするし、桜葉女子がぴったりだって思ったからね』
甘く笑いかけられて、私の頬が赤く染まった。
ドキドキとする胸の鼓動を、自分では、もうどうすることもできなかった。
普段は、もっと爽やかな感じの服が好きなんだ。だから、怖がらないで』
『・・・』
その人は、少し光沢のある黒シャツを、第二ボタンまで開けていた。細身のパンツはダークグレーで、そんなことを言われても、真面目な人には見えなかった。
(初対面なのに馴れ馴れしい感じがするし・・・。逃げ出した方がいいのかな)
警戒心丸出しの私に、悠翔さんは大きく笑った。
『そんなに怯えられちゃうと、ちょっと傷つくな。・・・あ、もしかして、ずっと女子校だったとか?あんまり男と話したことがなくて・・・それで戸惑ってるのかな』
言われて私ははっとした。
確かに怪しい人だけど、この人のことをなにも知らない状態で、怪しい人だと決めつけて、それを態度に出してしまったのは、失礼だって気づいたからだ。
『すみません・・・。はい、小さい時からずっと女子校だったので・・・』
『あ、やっぱり?お嬢様っぽいもんね。それなら警戒して当然だ。ごめんね。正しいよ。キミは悪くない』
優しく笑いかけられて、私はほっと安心しながら、少しドキリとしてしまった。
私を覗き込んだ瞳が、とても魅力的だったから。
『ずっと女子校って・・・もしかして、桜葉女子?』
『はい・・・!そうです。よくわかりましたね・・・』
『ああ、この辺でずっと女子校って言ったら、桜葉女子くらいでしょう。それにキミは上品な感じがするし、桜葉女子がぴったりだって思ったからね』
甘く笑いかけられて、私の頬が赤く染まった。
ドキドキとする胸の鼓動を、自分では、もうどうすることもできなかった。