black×cherry ☆番外編追加しました
「・・・咲良、悪い。俺も仕事の呼び出しだ」
心から、申し訳なさそうに、そして残念そうに謝るおじさま。
私は首を横に振る。
「いえ。お仕事なら仕方ないです。大変ですね・・・」
「ああ・・・本当にごめんな。もっと一緒にいたかったけど・・・。咲良はゆっくり食べて帰るんだぞ。それでまた、近いうちにデートしような」
「はい!」
笑顔で言うと、おじさまは優しい顔で笑ってくれた。
そして「じゃあ・・・」と帰り支度を始めると、黒崎さんも立ち上がる。
「事件なら、オレも行きますよ」
「ああ、いや、大丈夫だ。とりあえずは本部で・・・星の宮署には、後で応援をかけると思うが」
「後で行くなら同じでしょう。どこですか」
言いながら、帰り支度を始める黒崎さん。
けれど、おじさまは、「いいから」と肩をたたいて黒崎さんを座らせた。
「これからデザートが運ばれてくる。おまえはこのまま咲良に付き合ってやってくれ。ここで一人で食べさせるのは、咲良がかわいそうだろう」
「・・・は?」
(・・・そ、そんな理由!?)
「おじさま、私、ひとりで大丈夫です!」
「なに言ってるんだ。個室で一人、フォンダンショコラを食べるなんて寂しいだろうに」
「いえ、全然平気です!」
「・・・いや、ダメだ。咲良にそんな寂しい思いはさせられない。気を使わなくっていいんだぞ」
「いえ、本当に・・・」
「いや。そんなことは俺ができない。黒崎、これは上司命令だ。おまえは、咲良とフォンダンショコラを食べていけ!」
「・・・」
心から、申し訳なさそうに、そして残念そうに謝るおじさま。
私は首を横に振る。
「いえ。お仕事なら仕方ないです。大変ですね・・・」
「ああ・・・本当にごめんな。もっと一緒にいたかったけど・・・。咲良はゆっくり食べて帰るんだぞ。それでまた、近いうちにデートしような」
「はい!」
笑顔で言うと、おじさまは優しい顔で笑ってくれた。
そして「じゃあ・・・」と帰り支度を始めると、黒崎さんも立ち上がる。
「事件なら、オレも行きますよ」
「ああ、いや、大丈夫だ。とりあえずは本部で・・・星の宮署には、後で応援をかけると思うが」
「後で行くなら同じでしょう。どこですか」
言いながら、帰り支度を始める黒崎さん。
けれど、おじさまは、「いいから」と肩をたたいて黒崎さんを座らせた。
「これからデザートが運ばれてくる。おまえはこのまま咲良に付き合ってやってくれ。ここで一人で食べさせるのは、咲良がかわいそうだろう」
「・・・は?」
(・・・そ、そんな理由!?)
「おじさま、私、ひとりで大丈夫です!」
「なに言ってるんだ。個室で一人、フォンダンショコラを食べるなんて寂しいだろうに」
「いえ、全然平気です!」
「・・・いや、ダメだ。咲良にそんな寂しい思いはさせられない。気を使わなくっていいんだぞ」
「いえ、本当に・・・」
「いや。そんなことは俺ができない。黒崎、これは上司命令だ。おまえは、咲良とフォンダンショコラを食べていけ!」
「・・・」