black×cherry ☆番外編追加しました
黒崎さんの顔が、呆れと怒りが混ざったような表情に。
怖いので、私としても仕事に行ってほしいのだけど、おじさまからはさらに衝撃的な指令が下った。
「それでだな。食べ終わったら、『ミカちゃん展』に連れて行ってやってくれ。ほら、これチケットだ」
(えっ!?)
おじさまは、可愛らしいチケットをテーブルの上に二枚置く。
黒崎さんは、驚いた表情でチケットを見つめ閉口している。
「いいか。フォンダンショコラにミカちゃん展だ。咲良は貴重な息抜きだからな。夕食もとびきり美味いとこに連れて行ってやってくれ。それで帰りは20時までに家に送り届けること。いいな!」
「・・・いいはずないじゃないですか・・・」
黒崎さんは、10センチほど背の低い・・・上司であるおじさまを、怖い顔で見下ろした。
けれどおじさまは怯むことなく、独特の凄みをもってジリッと顔を近づけた。
「反抗する気か。来月から本気で離島勤務にするぞ」
「・・・っ、てめえ・・・ほんとに汚ねえな」
「ああ?上司に向かって『てめえ』ってなんだ。立場わかってんのかてめえこそ」
(こ、怖い・・・!)
「あ、あの」
あまりの雰囲気に、たまらず口を挟んだけれど、なぜか二人に睨まれて、怖くて何も言えなくなった。
「いいか。とにかく、今日の捜査におまえは不要!はっきり言って全くいらん!!おまえはな、とにかく咲良をエスコートしろっ!いいな!!」
大きな声で言い放ち、おじさまは、鼻息荒くそのまま部屋を出て行った。
ドアが閉まる直前に、はっとなったおじさまは、優しい顔に戻って私に笑いかけてはくれたけど・・・。
「・・・くっそ、なんなんだあのオヤジ・・・っ!」
黒崎さんは、舌打ちをして白い壁をドン!と叩いた。
(怖い・・・!)
恐怖で肩を震わすと、さらなる恐怖に追い込むように、私のことをギロリと睨む。
「てめえも何黙ってたんだ・・・。てめえが止めればいいものを」
「と、止めようとしましたよ!でも、できなくて・・・」
怖いので、私としても仕事に行ってほしいのだけど、おじさまからはさらに衝撃的な指令が下った。
「それでだな。食べ終わったら、『ミカちゃん展』に連れて行ってやってくれ。ほら、これチケットだ」
(えっ!?)
おじさまは、可愛らしいチケットをテーブルの上に二枚置く。
黒崎さんは、驚いた表情でチケットを見つめ閉口している。
「いいか。フォンダンショコラにミカちゃん展だ。咲良は貴重な息抜きだからな。夕食もとびきり美味いとこに連れて行ってやってくれ。それで帰りは20時までに家に送り届けること。いいな!」
「・・・いいはずないじゃないですか・・・」
黒崎さんは、10センチほど背の低い・・・上司であるおじさまを、怖い顔で見下ろした。
けれどおじさまは怯むことなく、独特の凄みをもってジリッと顔を近づけた。
「反抗する気か。来月から本気で離島勤務にするぞ」
「・・・っ、てめえ・・・ほんとに汚ねえな」
「ああ?上司に向かって『てめえ』ってなんだ。立場わかってんのかてめえこそ」
(こ、怖い・・・!)
「あ、あの」
あまりの雰囲気に、たまらず口を挟んだけれど、なぜか二人に睨まれて、怖くて何も言えなくなった。
「いいか。とにかく、今日の捜査におまえは不要!はっきり言って全くいらん!!おまえはな、とにかく咲良をエスコートしろっ!いいな!!」
大きな声で言い放ち、おじさまは、鼻息荒くそのまま部屋を出て行った。
ドアが閉まる直前に、はっとなったおじさまは、優しい顔に戻って私に笑いかけてはくれたけど・・・。
「・・・くっそ、なんなんだあのオヤジ・・・っ!」
黒崎さんは、舌打ちをして白い壁をドン!と叩いた。
(怖い・・・!)
恐怖で肩を震わすと、さらなる恐怖に追い込むように、私のことをギロリと睨む。
「てめえも何黙ってたんだ・・・。てめえが止めればいいものを」
「と、止めようとしましたよ!でも、できなくて・・・」