black×cherry ☆番外編追加しました
そんなある日。
悠翔さんが突然、私の目の前で違法薬物の所持と売買の疑いで警察に逮捕されてしまった。
彼に入れ込んでいた私も、薬物に関わっているのではと疑われ、警察に連行されて取り調べを受けたのだ。
(あの時は、怖かったな・・・)
陰気な感じの狭い部屋。目つきの鋭い男性刑事と向き合って、厳しい口調で尋問を受けた。
その人は、今までに出会ったことがないくらい、顔も態度も怖くて怖くて、その気迫だけで私はもう泣きそうだった。
そしてその刑事さんから告げられた、信じられないような数々のこと。
悠翔さんが、違法薬物を売買し、客の女の子たちを中毒状態にさせていたこと。
兼業している仕事などなく、私は騙されていたと知ったこと・・・。
なにもかものショックが大きく、刑事さんが話す言葉を、全部嘘だと思いたかった。
ただただ言葉を失って、取り乱しそうな感情を必死で抑えて耐えていた。
だから何を問われても、頷いたり、首を振るのが精いっぱいだったのだけど・・・。
バンッ!!
刑事さんが、突然拳で机をたたいた。
その大きな音に驚いて、私は肩を震わせた。
『黙ってればいいと思うなよ・・・』
ドスの効いた低い声。
鋭い目つきで睨まれて、身体がどんどん震え出す。
悠翔さんに騙されていたショックに加え、今ここで感じる恐怖に耐えることができなくて、私は涙をこぼしてしまった。
『・・・っ、今度は泣くのか。これだから女は』
舌打ちをされ、『泣けばすむと思うな』と怒鳴られ、私はもう、怖くて不安で涙が止まらなくなっていた。
その後、別の刑事さんが来てその場をなだめてくれたけど、私の涙は止まらずに、その場にいた刑事さんたちに多大な迷惑をかけたのだった。
悠翔さんが突然、私の目の前で違法薬物の所持と売買の疑いで警察に逮捕されてしまった。
彼に入れ込んでいた私も、薬物に関わっているのではと疑われ、警察に連行されて取り調べを受けたのだ。
(あの時は、怖かったな・・・)
陰気な感じの狭い部屋。目つきの鋭い男性刑事と向き合って、厳しい口調で尋問を受けた。
その人は、今までに出会ったことがないくらい、顔も態度も怖くて怖くて、その気迫だけで私はもう泣きそうだった。
そしてその刑事さんから告げられた、信じられないような数々のこと。
悠翔さんが、違法薬物を売買し、客の女の子たちを中毒状態にさせていたこと。
兼業している仕事などなく、私は騙されていたと知ったこと・・・。
なにもかものショックが大きく、刑事さんが話す言葉を、全部嘘だと思いたかった。
ただただ言葉を失って、取り乱しそうな感情を必死で抑えて耐えていた。
だから何を問われても、頷いたり、首を振るのが精いっぱいだったのだけど・・・。
バンッ!!
刑事さんが、突然拳で机をたたいた。
その大きな音に驚いて、私は肩を震わせた。
『黙ってればいいと思うなよ・・・』
ドスの効いた低い声。
鋭い目つきで睨まれて、身体がどんどん震え出す。
悠翔さんに騙されていたショックに加え、今ここで感じる恐怖に耐えることができなくて、私は涙をこぼしてしまった。
『・・・っ、今度は泣くのか。これだから女は』
舌打ちをされ、『泣けばすむと思うな』と怒鳴られ、私はもう、怖くて不安で涙が止まらなくなっていた。
その後、別の刑事さんが来てその場をなだめてくれたけど、私の涙は止まらずに、その場にいた刑事さんたちに多大な迷惑をかけたのだった。