ただ愛が欲しかった
私が学校から早退する準備をしようとすると


「愛奏、早く行きなさい」


大叔母様?


「後でまた戻ってきたらいいわ。それよりあなたがするべきことは他にあるでしょう?」


「はい!ありがとうございます!」


私は自分の運動神経の良さを利用して窓から飛び降りて帝都病院に向かった


ハァハァ


「大丈夫ですか?」


「あ、の!如月路勘助の病室はどこですか?」


「如月さんなら2階の203号室ですよ」



私は看護婦さんにありがとうございますといって病室に向かった


ガラガラ


「勘ちゃん!」


「おわっ…と危ないな」



あ、


「ごめんね勘ちゃん………」
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