私の赤ちゃん
1章
命
「愛海(あみ)~?起きてるの~?遅刻するわよ~?」
いつもお母さんの大きな声で起こされる。
起こされるっていうか寝てないんだけどね。
私のお腹に赤ちゃんがいるのかなっていつも考えて寝れなくなっちゃうんだ。
コンコン。
「もう。愛海!起きてるの?」
「起きてるよ。もう支度するからほっといて。」
「そう。お母さん晴海(はるみ)の入学式があるから急いでるの!朝ごはん自分で用意してくれる?」
そっか。
今日は妹の晴海の入学式か、
わたしより4個下の妹は可愛げがあって私とは大違いでお父さんもお母さんも晴海の事を可愛がってる
「なんなのよ。晴海のやつ中1になったからって騒いじゃって。」
はあ。とため息をつきながら私は重たい体を起こす
「いっ………」
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