想いが溢れて







芙佳 side




わからない。


「ねぇ、ヒロ」




「んー……」





君が。





「ねぇってばー」




「んだよ、」




分からない。






もしかしたら最初から好きじゃなかったのかもしれない。






日に日に冷たくなっていく私への態度と君の視線。





「もーいーや、他の子誘うね」





「あ、おい!」






もう、いいんだ。





こんな恋、捨ててやる。







< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop