冬の恋、夏の愛
『流星まつり』は、大盛況のうちに幕を閉じた。どこの企業も商店も、大なり小なり収穫はあったようで、早くも来年の開催の話で盛り上がっていた。
「お疲れ様。お茶でもする?」
涼介は、先ほどの敗戦も忘れて、いつものニコニコ笑顔で、出迎えてくれた多治見さんに言った。
「行く! 行く! うさぎさんのミルフィーユ食べたい!」
多治見さんは、商店街にある『うさぎ』という洋菓子店のミルフィーユが食べたいようだ。
「残念! 今日、ここに参加していたから、お店は臨時休業やって」
莉乃ちゃんがいち早く情報を伝えると、あからさまに残念そうな表情を見せた。
「そうなんだ。じゃあ今日は、コンビニのスイーツでがまん」
そういうことで、涼介カップルとはここで解散した。莉乃ちゃんは疲れたのか、ため息を漏らした。
「お疲れ様」
ボソッと小さな声で言うと、オレに視線を向けてニッコリと微笑んだ。
その笑顔がかわいくてたまらない。でも絶対、そんなことは言えない……。
「お疲れ様。お茶でもする?」
涼介は、先ほどの敗戦も忘れて、いつものニコニコ笑顔で、出迎えてくれた多治見さんに言った。
「行く! 行く! うさぎさんのミルフィーユ食べたい!」
多治見さんは、商店街にある『うさぎ』という洋菓子店のミルフィーユが食べたいようだ。
「残念! 今日、ここに参加していたから、お店は臨時休業やって」
莉乃ちゃんがいち早く情報を伝えると、あからさまに残念そうな表情を見せた。
「そうなんだ。じゃあ今日は、コンビニのスイーツでがまん」
そういうことで、涼介カップルとはここで解散した。莉乃ちゃんは疲れたのか、ため息を漏らした。
「お疲れ様」
ボソッと小さな声で言うと、オレに視線を向けてニッコリと微笑んだ。
その笑顔がかわいくてたまらない。でも絶対、そんなことは言えない……。