最期に死神は愛を唄う。
私が死神になった日を、
私はあまり覚えていない。



寝ている間に神様だと名乗る「ソレ」が、

手を、足を、指を、頭を、心臓を、

そして、



『私』



を支配し、

目覚めた時には神様の駒となっていたから。



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