最期に死神は愛を唄う。
りゅーが少し首を傾げて、私をじっと見ていた。


ベットから出たのに、そのまま動かない私を不思議に思ったらしい。



「朝ごはん何食べようかなぁーって」

適当に答えたのに、


「朝っつーか昼だけどな」


そう言ってりゅーは優しく微笑んだ。



その姿がとても愛おしくて、切なくて、心臓がギューってなって、



私は何だか泣きそうになる。



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