最期に死神は愛を唄う。
「なっ、なっ!」


痛いし、訳分かんないしで、口を金魚みたいにパクパクしてると、



『おまじない』



りゅーはしれっとした顔でそう答えた。



キスマークじゃなくて?!

噛痕が?!



なお混乱する私の耳元に、畳み掛けるようなりゅーの言葉が響いた。




『愛してる』



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