駒木くんのそばに居るには。
入学式
私は、小林愛梨。


私の隣にいるのは、河高美空(コウタカ ミソラ)。

美空とは、保育園からの仲なの!

それに、腐れ縁っていうか、ずーっとクラスが同じで、ついでに気もあっちゃう!
お互いの事はなんでも、お見通しって感じ。

美空は、私と同じで、男子に興味もなく、恋愛経験がない。
私も同じ。彼氏は別に欲しくないし、好きな人もいない。
美空が居ればそれだけでいい!



今日は、入学式。
今、美空と、学校に向かってるの〜♪

私達は一緒の高校にしたの!
それに、塾も一緒!

「あたし、ちょっと緊張するなー。」


「わかる!でも楽しみな気持ちもあるなー。」


「まぁね。かっこいい人いないかなー。」


「美空は、イケメンじゃないとダメだしね。
性格重視、顔重視。まぁ、私もだけどね。」


徒歩5分。まぁまぁ近いね。
美空が私の家に迎えに来てくれる。
学校の前に到着。

うわっ!
あの人可愛いー♡
まぁ、美空の方が可愛いんだけどね。

ちなみに美空は、学年では、1位。
全校でも1.2を争うほどの可愛さ。
ほんとに、男子にいっぱーい告白されまくってたけど、興味無いし、いい男いなかったから、まー、しょうがないよねー。


ちなみに、美空は私よりも理想が高い。


気がつけば、美空、みんなに注目されてるわ、ナンパされてるわで、困ってる。
いつもの事だし、逃げてますけどね...。


「あー。
ほんと、男子って嫌だよねー。
お前のナンパなんかに、のるやつが、どこにいんのよ。」


「まぁね。
ナンパする人は、チャラいしね。」


「新入生はこっちに来て、受付をしてください。」


うわぉ。

校舎はキレイだわ、生徒は多いわで、もう、頭がごっちゃゴッチャ。

そう思いながら、クラス表を見た。
美空とは同じクラスかな。

えっ!?
嘘でしょ!?


なんと、一緒のクラス!

やった!

「美空!
今年も一緒のクラスだよ!」


「マヂで!?
やったー!
やっぱ、あたしたち、最高の友達だね✩」


「うん!」




「「「「「キャーーーーーーーーーー!」」」」」

え?
何事なの?

それは、大半の女子が大騒ぎ。

「美空。
何。この騒ぎ。」


「はぁ?
あんた知らないの?
あれは、双子で、イケメンすぎる兄弟。
その双子がこの高校に入るって知ってから、あたしらの学校もそこ受けたいってなって、この通り、生徒が多いわけ。」


「ふーん。
それなら、興味ないや。」


「まぁね。」




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