婚約指環は手錠の代わり!?
不思議に思いながら画面をスクロール。
“海瀬課長に同期飲み会のこと聞かれて、喋ったって”
“ごめん、芹口さん。
事情、知らなくって”
“でも、海瀬課長に聞かれたら、隠せないっていうか”
下から現れた岩田くんのメッセにはぁーっ、でっかいため息が落ちる。
……やっぱり、知ってたんだ。
そうまでして私が食事に行ったりするの、邪魔したいか!?
“別にいいよ。
事情知ってたとしても、海瀬課長に問いつめられたら、誰だって喋っちゃうもん。
悪いのは海瀬課長だから”
“頑張ったけど、やっぱり行けそうにない。
残念。
また今度、誘ってね”
既読がつくかとか確認しないでポケットに携帯を戻す。
そうだ、悪いのは海瀬課長なのだ。
「海瀬課長!」
課に戻ると海瀬課長は机に寄りかかってぼーっとしてた。
「ん?」
“海瀬課長に同期飲み会のこと聞かれて、喋ったって”
“ごめん、芹口さん。
事情、知らなくって”
“でも、海瀬課長に聞かれたら、隠せないっていうか”
下から現れた岩田くんのメッセにはぁーっ、でっかいため息が落ちる。
……やっぱり、知ってたんだ。
そうまでして私が食事に行ったりするの、邪魔したいか!?
“別にいいよ。
事情知ってたとしても、海瀬課長に問いつめられたら、誰だって喋っちゃうもん。
悪いのは海瀬課長だから”
“頑張ったけど、やっぱり行けそうにない。
残念。
また今度、誘ってね”
既読がつくかとか確認しないでポケットに携帯を戻す。
そうだ、悪いのは海瀬課長なのだ。
「海瀬課長!」
課に戻ると海瀬課長は机に寄りかかってぼーっとしてた。
「ん?」