婚約指環は手錠の代わり!?
あたまにきたが、早く片づけないと、と軽くパニックに陥っていく。
「あらあら、大変ねー」
聞き覚えのある声に顔をあげると、新橋さんがどこからか持ってきたペーパータオルで一緒に片づけてくれていた。
騒ぎを聞きつけたであろう、涼太も。
「終わったのか?」
片づけがほぼすんだ頃、海瀬課長が戻ってきた。
なぜか手には雑巾とバケツ。
「か……っ!」
怒りを爆発させようとしたら、新橋さんに止められてとりあえずやめた。
それに、こんなところで怒鳴ったらさらに注目されて恥ずかしすぎて会社に来られなくなる。
「相変わらずねー、海瀬くんは。
それ、もう必要ないから戻してきて?
それから芹口さんは私と食べるから。
いいでしょ?」
「ああ」
なんだかよくわからないが、海瀬課長は新橋さんに逆らうことなく、バケツと雑巾を持って出て行った。
「あらあら、大変ねー」
聞き覚えのある声に顔をあげると、新橋さんがどこからか持ってきたペーパータオルで一緒に片づけてくれていた。
騒ぎを聞きつけたであろう、涼太も。
「終わったのか?」
片づけがほぼすんだ頃、海瀬課長が戻ってきた。
なぜか手には雑巾とバケツ。
「か……っ!」
怒りを爆発させようとしたら、新橋さんに止められてとりあえずやめた。
それに、こんなところで怒鳴ったらさらに注目されて恥ずかしすぎて会社に来られなくなる。
「相変わらずねー、海瀬くんは。
それ、もう必要ないから戻してきて?
それから芹口さんは私と食べるから。
いいでしょ?」
「ああ」
なんだかよくわからないが、海瀬課長は新橋さんに逆らうことなく、バケツと雑巾を持って出て行った。