婚約指環は手錠の代わり!?
しかし日がたつにつれて私の欲しい言葉を云ってくれない海瀬課長に不安になっていく。
本当はどう思ってるの?
聞いてみようと思わなかったわけじゃない。
でも、そうじゃないって云われたらきっと、立ち直れない。
……それほどに海瀬課長が好きになっていたから。
怖くて、聞けない。
なのに。
その日は高見さんが一緒にお昼ごはんを食べていた。
私の隣に座る海瀬課長にちらちらと視線が向かう。
「その。
海瀬課長と芹口さんって付き合ってるんですか?」
反応なんかしたくないのに、びくんと肩が震えてしまう。
「どうだろうな」
うっすらと笑った海瀬課長に高見さんは黙ってしまった。
そんなことを聞くだけでもチャレンジャーだとは思うけど、無謀すぎ。
微妙になった空気に、今度は新橋さんが口を開いた。
本当はどう思ってるの?
聞いてみようと思わなかったわけじゃない。
でも、そうじゃないって云われたらきっと、立ち直れない。
……それほどに海瀬課長が好きになっていたから。
怖くて、聞けない。
なのに。
その日は高見さんが一緒にお昼ごはんを食べていた。
私の隣に座る海瀬課長にちらちらと視線が向かう。
「その。
海瀬課長と芹口さんって付き合ってるんですか?」
反応なんかしたくないのに、びくんと肩が震えてしまう。
「どうだろうな」
うっすらと笑った海瀬課長に高見さんは黙ってしまった。
そんなことを聞くだけでもチャレンジャーだとは思うけど、無謀すぎ。
微妙になった空気に、今度は新橋さんが口を開いた。