君に二度めの恋をする


あたしがこれから通う高校は家の最寄り駅から2駅離れたところにある


中学を卒業して、それまで面倒を見てくれていたおばあちゃんの家を出て一人暮らしをはじめた

おばあちゃんは心配してくれたけど高校はあたしの事を知っている人がいないところに行きたかったんだ




高校が近くなると
同じ制服を着た人が増えてくる

ふと顔をあげると
校門がすぐ目の前にせまっていた

考え事をしながら歩いていたからか気がつかなかったみたい…


あたしは緊張を打ち消すように手をぎゅっと握りしめてから校門をくぐった

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