真実
ねぇ、あなたは後悔していなかったのかな・・・。

部活に来る事が無くなったあなたは、また一つ、思い出が無くなっていったね・・・。

悲しくなかった?

私は悲しかったよ。

寂しかったよ・・・。

あなたが来る事を、

誰よりも願い、待ってたんだよ。

けれど、来なかったよね・・・。

逃げてばかりいたよね。

私から

自分自身から

学校から

クラスのみんなから

あなたは立ち向かう事をしなかったよね・・・。

まるで、私を見ているみたいだったんだよ・・・。

だから、あなたを放っておけなかったのかな・・・。
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