愛するもの。愛すべきもの。
「ねぇ「んん、分かってる」
質問を遮られたと思ったら覆いかぶさって来た。
「ねぇ、何してんの?」
自分でもびっくりするぐらい低い声が出た。
「そっちから誘って来てそういうプレイ?」
「勝手に布団に入って来たのはそっちでしょ?」
「…………。あぁ、そうだっけ?」
少しの間を置いておきながらすっとぼけやがった。
「ヤッてる最中に入って来るからさっき中途半端に終わったんだよね。相手してよ」
「そっちがTPO弁えないからでしょ」
「普通ヤッてるのに気付いたら遠慮するよね?」
「どうして私が遠慮しなくちゃいけないの?」
「________っぷ」
こっちは真剣に言っているのに急に吹き出した。