無愛想教師の恋愛事情
今日は土曜日。
時刻は16時50分。17時に家庭教師が来るらしい。
あと10分。どんな素敵な先生だろう…
「くれぐれも失礼のないようにね。お茶ぐらいは出すのよ?」
お姉ちゃんは、今朝しつこく念を押して仕事に出掛けて行った。
午前中はだらだらと過ごした。お小遣いが少ないので、極力遊びには出掛けないのだ。さっと部屋を掃除して、教科書類を準備し、いざ先生が来るのを待つ。
ピンポーン・・・
「はあ~い。」ガチャッ
「こんにちは。」
「こん…」
えっ?
「なんだ、挨拶も出来ないのか?」
「こ、こんにちは。えっと、私何かしましたか?」
おどおどと一之瀬先生に質問する。
「心当たりでもあるのかな?」
「ーいえ。何も…」
すると先生は衝撃的な一言を発した。
「今日から君の家庭教師の一之瀬です。どうぞよろしく。一緒に頑張ろうな。」
ええええ!?嘘でしょ!
頬をつねってみた。
「痛っ!」
「当たり前だ。上がるぞ。お邪魔します。」
漫画みたいなヤツだな…とブツブツ言いながら。
ちょ、ちょっと待って、待って下さいっ…
「部屋はここか。早く来い。時間がもったいない。」
「は、は~い。」
ええ~えっ~??
* * *
時刻は16時50分。17時に家庭教師が来るらしい。
あと10分。どんな素敵な先生だろう…
「くれぐれも失礼のないようにね。お茶ぐらいは出すのよ?」
お姉ちゃんは、今朝しつこく念を押して仕事に出掛けて行った。
午前中はだらだらと過ごした。お小遣いが少ないので、極力遊びには出掛けないのだ。さっと部屋を掃除して、教科書類を準備し、いざ先生が来るのを待つ。
ピンポーン・・・
「はあ~い。」ガチャッ
「こんにちは。」
「こん…」
えっ?
「なんだ、挨拶も出来ないのか?」
「こ、こんにちは。えっと、私何かしましたか?」
おどおどと一之瀬先生に質問する。
「心当たりでもあるのかな?」
「ーいえ。何も…」
すると先生は衝撃的な一言を発した。
「今日から君の家庭教師の一之瀬です。どうぞよろしく。一緒に頑張ろうな。」
ええええ!?嘘でしょ!
頬をつねってみた。
「痛っ!」
「当たり前だ。上がるぞ。お邪魔します。」
漫画みたいなヤツだな…とブツブツ言いながら。
ちょ、ちょっと待って、待って下さいっ…
「部屋はここか。早く来い。時間がもったいない。」
「は、は~い。」
ええ~えっ~??
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