君を忘れない~妄想の中の王子様
想いを込めて
 そんなある日、私は、サラに申し出た。

「いつもお世話になっているお礼に、私の作った特別な夕食を、二人に召し上がってもらえませんか。」


 サラとレイには、ずっと、お礼がしたいと思っていた。

 自分なりに、一生懸命考えた結果、今私ができる最良のことといったら、覚えたての料理で、もてなすぐらいしかなかった。
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