セルトリア学園
カイに付いていって
街の門まで行くとそこには馬小屋があり
3頭の綺麗な馬がいた。



白馬と黒馬と茶馬の3頭だ。



特に黒馬は大事にされているのが一目瞭然で
美しい毛並みに綺麗な肉体美をしている。



黒馬はカイの愛馬だ。



白馬はあたしが何かある時、
馬に乗らなければならない時
いつも乗らせてもらっている馬で
名前はスプリントだ、



「今日もよろしくね、スプリント」



そう、声をかけるとそれに返事をするように
ブルルと鼻を鳴らす。



「セナ様、行きましょう」



「うん」



私はマントを羽織ると馬に乗る。



3人が乗ったところで門の横の扉が開かれる。



「これから2日かかるので飛ばさずに
ゆっくり行きましょう」



カイがそう声掛けすると同時に
馬たちを駆け足で走らせた。



私たちの旅立ちを祝福するかのように
春の訪れ告げる鳥が鳴く。
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