セルトリア学園
「アマト兄もリーナ姉も元気だよ!」



レオン、アマト、リーナは
さっき話していた私の小さい頃の家族だ。




いや、今も家族だ!




やっと会える。やっと3人に会える。



そう思うと私は無意識で小指の根元を触っていた。



──『指切りげんまん嘘ついたら
ハリセンボンのーます!指切った!』──



約束した時の古い記憶が呼び起こされる。



「セナ姉」



「ん?どうした?」



ヒロとサクが言いずらそうに顔を見合わせる。



「レオ兄もアマト兄リーナ姉も
昔とは全く違うんだ」



「どゆうこと?」



「レオ兄もアマト兄もリーナ姉も、
3人で世界が出来てるんだ。」



「いつも3人で行動して、何かあるときも3人だ。」



「人には絶対頼らない」



「3人が3人以外とチームを
組んでたりするところを見たことないんだ」



「しかも3人は、巫女を、
契約をしないって言ってた。」



「え、」



「たぶん、セナ姉でも契約はしないと思う」



「冗談、だよね」



「いや、ほんとだよ」



「セナ姉と契約するつもりなら、
今日会いに来るはずだから、」



「昨日の夜言ったけど、来なかったから」



「ごめんね、セナ姉」



「俺たちじゃ、3人を説得できなかった」



「うんん、大丈夫、きっと、
会ったら考え直してくれるよ!」



「そう、だよね!」



「4人がバラバラなんて考えたことないもん!」


「大丈夫、だよ!」



「うん」



私はまだ知らなかった、3人を
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