セルトリア学園
「えー!そんなこと言ってー!
寂しかったでしょー?だって、SSは...
って、どちら様?」
「あ、セナ・アーメリスです。
今年からSSクラスに入ります。
えっと、よろしくお願いします。」
「うん!うん!よろしく!!!
セナちゃんみたいな可愛い子が入って
一気にこのクラスも明るくなるよ!!!」
ブンブンと大きく腕を振り握手する。
「あ、私はカリーナ・ハナ・ニルアード
ハナは神名だから気にしないで!
気軽にカリーナでいいわ!よろしくね!」
「うん!よろしく!」
3人でワイワイと盛り上がっていると
前の扉が開く。
「皆さん、おはようございます。」
巫女服に身を包んだ金色の女性。
ふんわりとした
優しそうな雰囲気を纏っている
「このクラスの担任となりました
サルファニ・カルナ・ウィントールです。
カルナは神名ですので呼ばなくて結構よ
気軽にサファ先生で結構よ。」
ふふ、とおしとやかに笑うと
サルファニは3人の顔を見る。
「どうやらお互いに自己紹介は
済んでいるようだし、
何しようかしら?」
「はいはい!じゃあ、先生!
校内見て回って騎士候補見つけたい!」
「んー、でも、校内見学は明日なのよ
騎士候補探しも明日からだし、
あ、セナさんはこの学校は初めてよね」
「あ、はい!」
「なら、近々ある魔塔大会のことは
知らないわね?」
「知りません。」
「ならその説明を詳しくしましょう!
お二人も詳しくは分からないでしょ?」