セルトリア学園
「姫巫女、いえ、セナ。」



「は、はい!」



「しっかりと勉強をしてきなさい。」



「巫女様。」



巫女様が自分のことを
セナと呼んでくれたのは何年ぶりだろうか、



「私の学園への入学を
みとめてくれたのですか!?」



「認めません!」



「はへ?」



「最後まで反対してたのに
認めるわけが無いでしょ。」



「ですよね、」



「それでも、私の言うことに
あなたが初めて反発したことです。
あなたは巫女の学校の中でも
1番手がかかる子でした。」



「うへ、」



「授業中ほとんどの事に質問をして、
規則を守らず神殿から逃げ出して、
それでも、しっかり仕事はこなし、
言われたことはそれ以上にこなしていました。」



ゴクリと喉がなる。



「そんなあなたが、私の言うことを反対して、
しっかりと自分の道を行きたいと言うなら、
1人の人間として、応援します。」



「あ、ありがとうございます!」



「巫女としては反対です!」



「.....はい、」
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