セルトリア学園

集合場所には50人近くの人が集まっていた。



私とユイは同じ班で



護衛はSクラスの7人。



女性が一人いてすんごいカッコイイ



「えーと、セナさんとユイさんだっけ?」



「はい」



「ん」



「俺はこの班のリーダーのカイルだ。
よろしくな」



「よろしくお願いします。」



「同級生なんだから敬語はいいよ」



「ありがとう」



チーム全員の名前も一応把握する。



声掛け大事だもんね。



「セナちゃんとユイちゃん、
女は3人しかいないから、よろしくね」



イケメン女子さんのリンさん



すんごいカッコイイ!!!




「リンさんは前衛?」



「そうそう。剣だよ。
さんも敬語もいいよ」



「じゃあ、私とユイにも大丈夫」



「そーだね。これから一緒に行動するのに
ちゃん付けしてたら大変だね」



「リンは、貴族子女でしょ?」



え、そうなの?



「さすが貴族社会の噂の種
ユーハイル・コーナス・イーベラス様
私の存在まで知ってるなんて」



「サルベル男爵の3女リン・サルベル。
幼少期から剣の才能恵まれ
過保護な男爵の心配を突っぱね学園に入学」



「さすが侯爵家の鬼才。
なんでもお見通しですね」



「教えて、ほしい。」



「はい?」



「私は、父に戻ってこいと言われる
今でも、無理やり通ってる状況

どうしたら、男爵のように、
娘を信じて、見守ってくれる?」



「ぷ、ははは!」



え、え?



なんか、いきなりシリアスな空気から
軽くなったんだけど




「すいません、ユーハイル様。
喧嘩を売られてるとばかり思っていたので」



「ん、言い方が、悪かった、悪い」
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