white star&black star
☆暗闇に包まれた部屋☆
?「また来たんだ。」

☆「誰?」

?「君に教える名前なんてないよ狂人。」

☆「狂人?・・・それは僕の名前?」

?「君はまた忘れたの?」

☆「何が?」

?「いや、別に何でもないよ」

☆「そう。それでそれは僕の名前?」

?「ちがうよ。ぼくが勝手に言ってるだけさ。気にしないで。」

☆「ふーん、そう。ここはどうしてこんなに暗いの?何で僕と君だけが光っているの?」

?「・・・またその質問か。いい加減飽きたよ、自分で考えてよ。」

☆「飽きたって事はここには僕以外の人が来たことがあるの?」

?「ないよ。君以外はここに来ないよ狂人。」

☆「・・・それは矛盾してるよ。僕は初めてここに来たのにまたって言うのはおかしい。」

?「おかしくはないよ。」

☆「どうして?」

?「どうしても。」

☆「そうなんだ。君は・・・綺麗だね。」

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