過保護な副社長はナイショの恋人
「素敵です。とてもお似合いですよ!」
「は、はぁ……」
左手薬指に光る指輪が眩しい。一翔さんが真っ先に向かった先は、高級ジュエリーショップだ。
海外ブランドもので、いつかの雑誌で女性の憧れナンバーワンブランドに選ばれていた。
もちろん、私も超がつくほどの憧れだけれど……。
「どう? 咲実が気になったなら、プレゼントするよ?」
VIPルームのソファーで、一翔さんはニコニコしながら言った。だけど私は、ア然としながら彼に顔を向ける。
「な、なんで、指輪なんですか? それもこんな高い物を……」
私の指に光る指輪は、プラチナのダイヤが埋め込まれているものだ。
シンプルだけど品がよく、眩しいくらいの輝きを放っている。
「指輪は恋人に贈る基本だろう? これなら咲実も、リアルを感じてもらえると思う」
一翔さんは涼しい顔をしながら、私に「どうする?」と聞いてきた。
「う、嬉しいです。とても……。でも、本当にいいんですか?」
「いいよ。気に入ってもらえたなら良かった」
満足そうに言った一翔さんは、さりげなく財布からカードを出している。
それをチラリと見て、絶句した。彼が出したのは、プラチナカードで、以前に上司の接待について行ったときに見たことがある。
それを一翔さんが持っているなんて、いくら副社長とはいえ、さすがにビックリする……。
「は、はぁ……」
左手薬指に光る指輪が眩しい。一翔さんが真っ先に向かった先は、高級ジュエリーショップだ。
海外ブランドもので、いつかの雑誌で女性の憧れナンバーワンブランドに選ばれていた。
もちろん、私も超がつくほどの憧れだけれど……。
「どう? 咲実が気になったなら、プレゼントするよ?」
VIPルームのソファーで、一翔さんはニコニコしながら言った。だけど私は、ア然としながら彼に顔を向ける。
「な、なんで、指輪なんですか? それもこんな高い物を……」
私の指に光る指輪は、プラチナのダイヤが埋め込まれているものだ。
シンプルだけど品がよく、眩しいくらいの輝きを放っている。
「指輪は恋人に贈る基本だろう? これなら咲実も、リアルを感じてもらえると思う」
一翔さんは涼しい顔をしながら、私に「どうする?」と聞いてきた。
「う、嬉しいです。とても……。でも、本当にいいんですか?」
「いいよ。気に入ってもらえたなら良かった」
満足そうに言った一翔さんは、さりげなく財布からカードを出している。
それをチラリと見て、絶句した。彼が出したのは、プラチナカードで、以前に上司の接待について行ったときに見たことがある。
それを一翔さんが持っているなんて、いくら副社長とはいえ、さすがにビックリする……。