過保護な副社長はナイショの恋人
作った夕飯は、鶏肉とブロッコリーのクリーム煮。最近、習得したメニューで自信作だ。
美味しいと言ってくれた一翔さんは、キレイにご飯を食べてくれた。
そして、ふたりだけの時間ーーー。
「あ……。ん……、一翔さん」
ベッドのなかで彼に抱かれながら、いつの間にこんなに一翔さんを愛おしく思っているのだろうと不思議に感じる。
仕事で尊敬する人ではあったけど、恋愛感情とは違うと思っていた。でも、もしかしたらそうじゃなかったのかな……。
肩で息をしながら、一翔さんはベッドに仰向けになった。でも彼の手は、しっかりと私の手を握っていた。
「咲実を知れば知るほど、好きになっていくよ。見栄も張らないし、素直で健気で……。癒されるんだ」
「一翔さん……。褒めすぎです。私だって、一翔さんの素顔を知って、イメージが変わりました。こんなに、優しくて、普通の男性なんだって」
と言うと、一翔さんはクックと笑った。
「普通だよ、俺は。今まで、自分に近づいてくる女性は鬱陶しいばかりで、正直、恋愛にのめり込むタイプじゃなかった」
「そうなんですか?」
今まで、どんな人と付き合ってきたんだろう。気になるけど、怖くて聞けない……。
「だけど、咲実のことは違う。こんなに自分に独占欲があると思わなかったほど、お前を独り占めしたい気持ちでいっぱいだ」
美味しいと言ってくれた一翔さんは、キレイにご飯を食べてくれた。
そして、ふたりだけの時間ーーー。
「あ……。ん……、一翔さん」
ベッドのなかで彼に抱かれながら、いつの間にこんなに一翔さんを愛おしく思っているのだろうと不思議に感じる。
仕事で尊敬する人ではあったけど、恋愛感情とは違うと思っていた。でも、もしかしたらそうじゃなかったのかな……。
肩で息をしながら、一翔さんはベッドに仰向けになった。でも彼の手は、しっかりと私の手を握っていた。
「咲実を知れば知るほど、好きになっていくよ。見栄も張らないし、素直で健気で……。癒されるんだ」
「一翔さん……。褒めすぎです。私だって、一翔さんの素顔を知って、イメージが変わりました。こんなに、優しくて、普通の男性なんだって」
と言うと、一翔さんはクックと笑った。
「普通だよ、俺は。今まで、自分に近づいてくる女性は鬱陶しいばかりで、正直、恋愛にのめり込むタイプじゃなかった」
「そうなんですか?」
今まで、どんな人と付き合ってきたんだろう。気になるけど、怖くて聞けない……。
「だけど、咲実のことは違う。こんなに自分に独占欲があると思わなかったほど、お前を独り占めしたい気持ちでいっぱいだ」