本当にあった不思議体験談
とにかく、電気のスイッチは近くにあるので明かりを付けます。

入り口にこんにゃくがぶら下がってました。

ご丁寧に顔に当たるように。

これは酷い…なにも見えない中こんにゃくが顔に当たれば、大人だってびっくりするよ…

私は顔を真っ赤にした男子に怒られました。

ですが、次の組が来ているし追い付かれたら興ざめするって必死に理由を言うと

怒りながら男子は先生が置いた紙を取って戻ってきました。

そして、落ち着いたのか電気を消して、私に言うのです。



追い付いて来たって、何言ってんだよ。

こんな静かで自分達の足音も響くのに、何も聞こえないじゃないかと……



言われて気づきました。確かにその通り、しかも下級生とも思われる声がしかも一人だけ聞こえるなんておかしいです。

すると、アハッ アハハッ

と楽しそうな笑い声が一人二人と増えていきます。

ほら!笑い声しない?と思わず声を上げます。
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