本当にあった不思議体験談
数mも歩けば階段があるのですが、ビビり(笑)な私は格好つけなどどうでもよく、他の男子に先頭を譲ります。

男子3女子2だったと思うのですが、気づけば私と女子Aが二人最後尾を歩いてました。

私も男ですし、女の子を最後にするのもねぇ。

短いルートなので、すぐに二階に上がり理科室の前です。

2階も案の定小さい明かりがポツポツと廊下を照らします。

もう体育館の声も聞こえなくなっちゃったね…

など、隣の女の子が怖そうにしていました。

なんだよ!?こえーの?と前の男子が盛り上がっています。

いやいや、夜の学校ってだけで怖いって。と言葉を返していたら

キャッキャ

キャッキャ

と下級生?後ろの方から可愛らしい声が聞こえました。

でも声は一人です。そもそも下級生が残ってる訳ありません。夜の2階に……

もしかして、次の組が追い付いてきたのか?

そう思い、先頭を歩いてる男子にとっとと行こうと言いました。

まだ後ろの方では、キャッキャとはしゃいでいる声が聞こえます。近づいてくる気配はありません。

おいおい、怖すぎて早く行きたいのかぁ?と笑いながら理科室のドアを開けて、男子が入った途端


うわぁぁぁぁあっ!!!


と悲鳴を上げました。理科室は電気すら付いていなく、真っ暗で何が起こったのかわかりません。
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