大切な宝物
それを私から外してしまえば
私じゃなくなる気がして
辞められなかった。


『ナツキ、彼氏来てる』


私の彼氏はちょっとしたギャル男。


『ナツキちゃん♪迎えに来たよぉ〜』


いい加減に気持ち悪い。


自分がギャルだから
彼氏はギャル男ってのは
嫌だった。


だけど、私のことを理解してくれる男子は
ギャル男くらいしかいなかった。
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