大切な宝物
『ナツキちゃん、プリクラ撮りに行こうよ』


行きたくねぇ〜


私が彼氏を嫌ってるのを
ユリとサエは知ってる。


だから、上手く助け船を出してくれるのだ。


『ナツキ、今日はうちらと遊ぶんだよね』


『そう!今日はユリたちと遊ぶからムリ!ゴメンねぇ〜じゃあ』


そう言って私たちは
歩きだす。


いつものパターン。
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