暗い星空の少年
「ふふ、それとさーさっきから俺のことじっと見てるけど…
そんなに俺ってかっこいいかな?」
「え?!あ、いや…ごめん。」
「あ、もしかして俺今日ダサかった!?」
「え?えっとその…そうじゃなくて、僕とは違って綺麗だなって…」
「ありがとー!
でも悠だって元の顔いいんだからダサくはないと思うけどなぁ」
「って…なんで僕の名前知って…」
「あー、うん。知ってるよ〜。
本名は神河代 悠。
名前以外にも全部知ってる♪」
「え?!なんで…というか君は誰なの…?」
「はっ…そういえばまだ名乗ってなかったっけ?ごめんごめん。
俺の名前は星降 結叶。
年齢は君と同じだ!
うーん…それぐらいかな?」
そう言うと片手でピースを作って、にこっと笑った。
あ、そう言えばここは夢の中だった。
幻だからいるのはこの今だけなんだ…
夢なんだから何があったって不思議じゃないや…