暗い星空の少年
_________ 「神河代さん?起きてください!」
目を開くと、チョークを持ったままこっち見ている先生がいた。
そしてクラスのみんなが僕を見ていた。
「まだ授業中ですよ。何寝てるんですか。しっかりして下さいね」
「あ、すいません…」
向こうの方でもクラスメイトの話声が耳に入ってくる。
「またかー、あいついつも寝てるもんな(笑)」
「気持ちよさそうに寝るから俺らまで眠くなりそう」
ふぅと、一息ついて先生は黒板に向き直った。
「じゃあ授業続けますよ。ということでこのYとXが…」