暗い星空の少年
それから5分ぐらい経ってやっと僕はお弁当を食べ終わった。

うっ…苦しい…

ごちそうさまと心の中で言うと時間を確認した。

でも早く食べ終わって余り時間があるのも困るんだよなぁ…

気まづいというか空き時間がある時は読書でもして時間を潰してるけどみんな持ってるのは呼んじゃったしなぁ…

あ、ちょうどトイレ行って間に合うかな…?

立ち上がって僕は教室を出た。

廊下は嫌いだ。特に休み時間とかの廊下は…やっぱりいっぱい人がいる。

それに中一だった時の友達というより知り合いに会ってしまう…別に嫌いという訳でもないけど面倒臭い。

僕は基本的にこの学校の人達には何とも思っていない。

嫌いでもなければ好きでもないし…情なんかはない。

むしろ同じ人間と思うのも難しいくらいだ。

訳を聞かれてもそれは僕にも分からない。

僕にとっては駅や道ですれ違った通行人と同じくらいの価値みたいなもんだと思う。



というか結局、全てどうでもいいんだ…


< 22 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop