暗い星空の少年

という訳でこれから掃除の時間だ。

めんどくさいなと思いつつも掃除場所に移動した。

全学年が一変に移動するからどの時間よりも廊下や階段が混んでしまう…。

よろよろと人を避けながらなるべく誰とも顔を合わせないように…

移動するとすでに何人か集まっていた。が僕は早い方だった。

ちなみに今の僕の当番は、ほうきだからまだ楽でいい。

ただただ地面をぼんやり見つめながら適当にほうきを動かしていた。

そうすると大体気付けば終わりの時間になる。

早く帰りたい…早く帰りたい…早く…

大体なんで…掃除なんかあるんだ…


「そろそろ終わりにして下さーい」

ゴミをはいていると上級生の声が聞こえてきた。
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