雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~


あの頃は、紫色が大好きで

告白する前に失恋して、妹だと言われて


律の気持ちなんて、全く考えてなかった。



今なら言えるのに、


『私も大好きだよ』って。




「……め、あ………」


「雨!」

「え?あ、紫色」


「お前………まだ…」

「ん??」



「何でもない………」
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