雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~



『俺ら、付き合う…?』

律は頬を染めて私に聞く。



『いいじゃん、律…雨は俺の妹みたいなもんだから泣かせんじゃねぇぞ』


そんなこと言って、今私が泣きそうなのは



君のせいだ。





ねぇ、紫色。

好きだよ。




紫色は私のこと、妹としか思ってなかったんだよね。






『うん…よろしくね、律』

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