雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~


「じゃあ、俺風呂入ってくる」

「あ、うん…いってらっしゃい」


寂しい…

って思ってしまった私に気付いたのか、君は意地悪そうに笑って私のおでこにキスをした。

「すぐ、戻る」

そう言って、頭をポンと撫でてくれた。


「ベッド行ってて、寝ててもいいから」

そう残して紫色はお風呂場へ行った。



やっぱり紫色から頭撫でられるの、好きだな。

って…一緒に寝るんだ……


紫色だし、大丈夫だよね。

私が嫌がる事はしないと思う。
あのキスだって、私のためだったわけだし。
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