雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~
10滴目
───────
───
あっという間に季節は過ぎ
「律が死んで…1年だな」
センター試験も間近。
「紫色も地元の大学だったよね?」
「あー、雨もだろ?」
「うん!」
「大学も一緒に居られるな…」
そう嬉しそうに君は私の頭を撫でる。
昨日、律の命日でした。
2人でお墓に行って、律にたくさん話したんだ。
『ありがとう』って。
たくさん、伝えた。
もう…泣かないって決めたから。
律の前では笑顔でいるって決めたから。
笑って、お墓参りできたと思う。
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あっという間に季節は過ぎ
「律が死んで…1年だな」
センター試験も間近。
「紫色も地元の大学だったよね?」
「あー、雨もだろ?」
「うん!」
「大学も一緒に居られるな…」
そう嬉しそうに君は私の頭を撫でる。
昨日、律の命日でした。
2人でお墓に行って、律にたくさん話したんだ。
『ありがとう』って。
たくさん、伝えた。
もう…泣かないって決めたから。
律の前では笑顔でいるって決めたから。
笑って、お墓参りできたと思う。