雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~
そんなことするから、律が怒るのに。
妹としか見られてないことが悲しい。
そこまで童顔でもないし子供っぽい性格でもないし背も低くはない、はず。
どこで、間違えたんだろう。
どうしたら、紫色に恋愛対象として見られてた?
告白してたら、よかったの?
わかんないの。
わからないよ……。
ぐっと、拳を握って瞳を閉じた。
大丈夫。大丈夫。
もう、好きじゃない───