雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~
「ねぇ、紫色…」
キスできそうなくらい近くに君がいる。
「私が辛い時…そばにいてくれてありがとう」
「……急に何…」
「私が泣いてる時…優しく抱きしめてくれてありがとう」
「私が間違えそうになった時、無理矢理にでも正してくれてありがとう」
「…………雨」
「紫色がいたから…私はまた笑えた」
「紫色がいなかったら、私はもうここにはいなかったかもしれないね」
「雨……」
「ねぇ、紫色…」