雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~
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大学に入って、少しは大人になった。
『一緒に暮らしませんか』
『………はい…っ』
そう言って結構経つけど。
相変わらずこいつは俺のそばにいてくれて。
今もベッドに座って俺の腕の中にいる。
少し大人っぽくなったこいつは
高校の時よりも、もっと綺麗になった。
高校生の時も、誰よりも美人で可愛くて。
優しくて、モテてたのに……
「まだ、可愛くなんのかよ……」
「……ん?」
きょとんと首を傾げるこいつは無自覚にこういうことをするから時々理性が危なくなる。
こんなんだから、心配なんだよ。
他のやつに取られるんじゃねぇかって。