雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~



「…紫色が好きすぎて、幸せ」

と。

綺麗に、幸せそうに微笑んだ。



あぁ、愛しい。

キスしたい。


けど……


まず、ポケットの小さな箱を確かめて

ひざまずいて

ダサいセリフ言って

こいつの笑顔を見るまでだ───

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