雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~


ずっと、ずっと見てる。

見守ってる。



雨と紫色が笑顔で『幸せだった』って

こっち側に来るまで



それまでお前らの事、見守ってるよ。




お前らの心が

土砂降りになる時が来るかもしれない。


だけどこんな時は陽だまりを探して。



愛しい人の陽だまりになって。


こんな土砂降りで暗い

雨の中にも、


陽だまりはあるかもしれないから───






律side、end
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